2020/12/17

明治三年閏十月二十五日 (1870/12/17)

 「九時に参朝、三時過ぎに退出。その後廣澤と松本楼で開かれた土方の送別会に向かい、七時過ぎに帰宅。後藤からの手紙が届いた。今日は板垣と福岡が藩政に関する提言を聞くために参朝したのであった。記、板垣とは前もって藩政について議論を交わしていた。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...