2021/04/29

明治四年三月十日 (1871/4/29)

「晴れ。毛利のところ、次に中山のところに行った。十二時過ぎに、金毘羅神社にお参りをし、詣法泉寺の旧宅を見に行ってから戻った。山縣、小幡、杉、野村、大津、久保、井上、吉田、宮城が来た。我々は酒と会話を楽しみ、六時過ぎに解散。私はこちらに一泊した。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...