2021/05/10

明治四年三月二十一日 (1871/5/10)

「曇り後晴れ。十一時頃に山田を訪ねたが不在。藩廟に向かう途中に大津に会い、家に招待された。山縣と久保も同席しており、暫し話し込んでから一緒に藩廟に出仕。三時に退出。帰り際に小幡を訪ねてから山縣の所に行った。夜、久保と山縣が私のところに話しに来た。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...