2021/05/09

明治四年三月二十日 (1871/5/9)

「雨。大津、山縣、福原三蔵が訪ねて来た。福原は今日東京に向けて発つ。私は山縣狂介(有朋)、宍戸三郎、三浦梧楼、吉富藤兵衛宛の手紙を彼に託した。十二時に藩廟に出仕、退出時に山縣を訪ねてから宿に戻った。山田が陸軍局の問題について話しに来た。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...