2021/06/17

明治四年四月三十日 (1871/6/17)

「晴れ。龍昌院、妙香院、海潮寺、本行寺と回り、墓参り。そこから徳隣寺へと向かい、寺内、組式、小幡、児玉、中村、山田他を訪ね、三時頃に帰宿。山のような来客。記、三浦梧楼を訪ねてみたが、置手紙を残し既に山口に向けて発った後であった。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...