2021/01/21

明治三年十二月一日 (1871/1/21)

 「十二時に神戸に到着。平時ならば七時か八時頃に到着したのであろうが、昨日は西風が強く、三、四時間ほど遅延したのであった。長門屋を訪ね、そこから川蒸気で浪華に向かった。松島で上陸し、常安邸の小川を訪ねたが不在。この日の宿の尾道屋に移動し、佐々木次郎四郎と河野亀之進と共に、南堺辰へと繰り出した。小川と宗像も飲みに参加。」

0 件のコメント:

コメントを投稿

明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...