2021/05/22

明治四年四月四日 (1871/5/22)

「雨。三条卿、岩倉卿、井上世外(馨)、山縣素狂(有朋)と自宅宛に手紙を書き、中山澄江に託した。北川が訪ねて来た。四時前に藩廟に出仕。退出後、萬代屋に行き、一緒に片山の所へ向かった。山縣と話した。奥平二水が山口に来た。中村屋に一泊。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...