「晴れ。九時に正親町三条卿と大久保は東京に、私はエリオットの所に向かった。十時過ぎに馬車で東京に向けて発ち、一時過ぎに築地に到着、伊藤宅で昼食。大隈を訪ねた帰りに神田邸に寄り、廣澤を訪ね、七時になってようやく帰宅。井上彌吉(勝)が泊りに来た。」
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エリオット氏はニューヨーク州生まれのアメリカ人歯科医で、この時齢僅か三十歳であったが、後に日本人初の歯科医となる小幡英之助の師匠になった人物だ。彼は人気の医者であったが、日本人で彼の治療を受けることが出来たのは、新島襄、小西郷そして私ぐらいのものだ
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