「晴れ。三好軍太郎、大津四郎右衛門、中山勝士、柏村と杉の両大参事、久保小参事、吉田と白根の大属、加えて数十人が、暁から日が暮れるまで絶え
ず来訪。六時頃に湯田の瓦屋に向かい一泊した。久保、大津、中村芳三郎、三好軍太郎、瀧弥太郎、杉山宗一、大可大眉を含めた十数人とそこで落ち合った。」
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瓦屋は私を含めた数多くの志士達が幕末・明治を通じて利用した、湯田温泉での定宿だ。長州の人間は無論のこと、大久保や黒田、中岡慎太郎、田中光顕といった他藩の面々も泊ったことのある由緒ある宿で、市君(山田顕義)なんかは、この宿の娘、龍子さんと結婚までしたほどだ
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