2021/02/02

明治三年十二月十三日 (1871/2/2)

 「晴れ。来客絶えず。四時過ぎに大久保を訪ねたが、不在であった。すぐに岩倉卿の元へと向かい、長時間の議論を交わした。帰り道に平原と共に、高麗橋から舟に乗ったが、水位が低すぎたため陸に上がり……に向かった。小川も来た。十二時過ぎに堺屋に行き、一泊。記、今朝は十点以上の揮毫を行った。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...