「晴れ。岩倉卿一行到着の報せ。早速問屋口に向かい、山縣狂介(有朋)と落ち合う。大久保と西郷も今日到着した。どうやら彼等の藩も落ち着いたようだ。岩倉卿を訪ね、その後大久保、西郷兄弟、河村、池ノ上に会った。夜再び岩倉卿を訪ね、そこで近情について話を伺った。」
==========
軍人であったことが功を奏したのか、山縣は長人の中で最も西郷に近しい一人であった。彼は薩摩まで岩倉卿と大久保に同行し、西郷に廃藩置県に賛同するよう働きかけたのであった。時期尚早と思われていたこの話は、西郷があっさりと首を縦に振ったことで加速することになる
0 件のコメント:
コメントを投稿