2021/03/07

明治四年一月十七日 (1871/3/7)

「晴れ。十時頃に天候が落ち着く。四時前に高知湾の入り江に到着停泊。漁船で湾に入り、高知城下に向かった。休憩を挟み、浦戸の岡林某の家に行き一泊、十一時近くであった。小参事……。記、漁船で乗り上げたサエン浜にはいくつもの新築の酒楼が並び立っていた。」

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明治四年五月十三日 (1871/6/30)

「晴れ。十一時頃に一時の豪雨と雷鳴。安玄佐とその倅が来た。井上世外が話しに来た。先日話した藩の会計局の一件や、その他の件の評議は先延ばしにされたようだ。十年後に待ち受けている大いなる災いが見えている者達はほんの一握りしかいなく、多くの役人達は目の前の問題に対応するのみだ。私はこの...